apcupsdとは
APC製のUPSにつながれたサーバ機器を安全にシャットダウンされるように作られたアプリケーションです。
また、このアプリケーションを使うことで複数台のサーバ機器を同時にシャットダウン出来ることも特徴の一つです。
構成
構成としてこのようになっています。
SmartUPS 500につながっているもの
- TX1310 M1 ( ADサーバ Windows Server 2019 Standard)
- Fujitsu W510 ( 録画サーバ Windows 10)
この2台サーバ機器がつながっています。
UPSとサーバ機器にはUSB経由でTX1310 M1に接続されています。
TX1310 M1をマスターとして運用します。
今回はUPSとサーバ間はUSBで接続するという条件で記事を執筆していきます。
構築
マスター側の設定
1.apcupsdをダウンロード・インストールする
apcupsdダウンロード
リンクからWindows版をダウンロードします。
ダウンロードした後は、インストールしてください。
2.ドライバを入れる
ドライバインストール前
ドライバを入れ替える必要があるので、更新します。
ドライバの更新からコンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索をすると、
ドライバ更新
このような画面が出てくるので、ドライバが入っているフォルダを選択し、次へとすると、自動更新がかかります。
ドライバ更新後
ドライバを更新すると**(Apcupsd)** となります。
3.apcupsdの設定をする
start menu
Edit Configuration fileという項目から設定ファイルを変更します。
##UPSの名前
#UPSNAME -> UPSNAME UPS-1
##シャットダウンまでの時間
TIMEOUT 60 -> TIMEOUT 180
コンフィグを変更した場合は、サービスでapcupsdが動いているのでサービスを再起動させます。
4.apcupsdの設定をする
このままではノード側が情報を拾ってくれないので、 ポート開放します。
ファイアウォールの設定で3351/TCPを開放するだけではうまくできなかったので、サービスとプログラムにapcupsdを指定しました。
受信と送信ともに設定を行うと問題なくノード側が拾ってくれるようになりました。
ノード側の設定
マスター側で行ったダウンロード・インストール&ドライバを導入してください。
1.設定をする
マスター側と同様に Edit Configuration fileという項目から設定ファイルを変更します。
Edit Configuration fileという項目から設定ファイルを変更します。
##UPSの名前
#UPSNAME -> UPSNAME UPS-1
UPSCABLE USB -> UPSCABLE ether
UPSTYPE usb -> UPSTYPE net
#マスター側のIPアドレスを指定します。(ここでは例として192.168.1.100としています)
DEVICE -> DEVICE 192.168.1.100:3551
##シャットダウンまでの時間
TIMEOUT 60 -> TIMEOUT 30