nextcloudというOSSの自前でクラウドっぽいことができるものを愛用していますが、nginxをリバースプロキシとして使い、apache2上にnextcloudを立てました。 しかし、構築した際に問題が発生したので今回の対処法を紹介します。
戦犯は…
nginx先輩でした。 最初に答えを言うのはあれですが、これだけで5時間以上の時間を費やしました。 nginxのデフォルトの設定ではアップロードが512kbしかできないらしく、こいつが原因でした。
なぜわかったのか?
nextcloudのweb操作で小さいファイルだとアップロードできるのに、1MBを超えるファイルをアップロードしようとすると、なぜか途中で止まってしまうということが起こりました。 そこで、nextcloudのクライアントからを入れてみたときに、どんな挙動が起こるのか確かめてみると…
これについて調べてみると、phpというよりもwebサーバー本体のコンフィグの設定に問題があることを知りました。 apache2かnginxのどっちがおかしいのかと考えると、nginx側がおかしいということに気づきました。
対処法
nginxのコンフィグを変更する
server {
#省略
client\_max\_body_size 1000m;
#省略
}
こんな感じで/etc/nginx/nginx.conf又は/etc/nginx/conf.d/cloud.confあたりに突っ込めばアップロードできるようになりました。
nginxを再起動
systemctl restart nginx
nginxを再起動すると見事にファイルをアップロードできるようになりました。
まとめ
今回の原因として、nginxをあまり触っていなかったことが問題になりました。 やっぱりコンフィグ類はちゃんと覚えておくべきだということを改めて実感しました。