今回はproxmoxというハイパーバイザーOSを使ってソフトウェアRAIDを組んでみます。 ソフトウェアRAIDを組む方法として、mdadmを使って構築していきます。普通はmdadmをコマンド操作で構築しますが、正直なところキツイのでwebminを使ってRAID構築をしていきます。webminではWebUIから構築出来ますが、実際に動いているのはmdadmなので「コマンド操作したい!」となった時でも対応できるのでおすすめです。
1.最初にWebminの導入
1.1 Webminをダウンロード
http://www.webmin.com/download.html から最新版の.debファイルをwget経由でダウンロードします。
wget https://prdownloads.sourceforge.net/webadmin/webmin\_1.900\_all.deb
https://~all.debの部分は最新版のリンク先を貼り付けてください。
1.2 Webminをインストール
このように、dpkgで.debファイルをインストールします。
dpkg -i https://prdownloads.sourceforge.net/webadmin/webmin\_1.900\_all.deb
恐らく、これでエラーを吐いてインストールできないので(インストール出来たらこのコマンドは必要ないです。)、次のコマンドを実行します。
apt-get -f install
このようにすると、Webminをインストールできます。 最後にダウンロードした.debファイルは必要なくなるので、削除しておきましょう。
rm webmin*
これでhttps://[proxmoxのIPアドレス]:10000にアクセス出来るか確かめておきましょう。
1.3 mdadmをインストールする
webminをインストールしてもソフトウェアRAIDの管理ソフトウェアのmdadmがインストールされないので、導入します。
apt-get install mdadm
これでインストールは終了です。
2.ソフトウェアRAIDを構築
2.1 最初に
webminをrootパスワードでログインしてください。
2.2 RAIDで使用するディスクをごにょごにょする
1.ハードウェア>ローカルディスクのパーティションに移動します。
2.使用するディスクを選択します。
3.Wipe PartitionsよりGPTを選択してWipe and Re-Labelをクリックします。
4.ここからは、RAID用のパーティションを作成します。プライマリ パーティションを追加を選択します。
5.種類の部分をLinuxRAIDにし、作成します。
2.3 RAIDを構築する
1.ハードウェア>Linux RAIDまで移動します。
2.このような感じで選択出来るので、構築したいRAIDを選択して、次のレベルのRAIDデバイスを作成 をクリックします。
3.ここでRAIDのパーミッションの部分にRAIDにするHDDを選び、作成をクリックします。
4.このようにすると、このようにresyncingが出てくるので、あとは待つだけです。
まとめ
こんな感じでソフトウェアRAIDを簡単に構築することが出来ます。 LinuxでRAID構築に自信がない方でもこのようにWebUIで触れるようなWebminのようなツールを使うことで簡単に構築することが可能になりますので、是非使っていただきたいです。 proxmoxを例にして紹介しましたが、Debian系でも全く同じなのでサーバー構築をする方は是非参考にしていただけたらうれしいです。