EdgerRouterでLAGの一種であるLACPとタグVLANを使ってみたので、設定方法を紹介させていただきます。

Ubiquiti Networks Edgerouter ER-X(日本国内)

それでは構築していきます。

今回はeth1とeth2をLACPでリンクアグリゲーションを行い、その中でVLAN100とVLAN200のタグVLANを使用するという前提で行います。

LACPの設定を行う

まず、最初にLACPの設定を行っていきます。

1.bondインタフェースを作成する

set interfaces bonding bond0 description "LAG Interface"

descriptionはbond0に対する名前なので各自で変更してください。

2.bondインタフェースの設定をする

set interfaces bonding bond0 mode 802.3ad
set interfaces bonding bond0 hash-policy layer2

ここでmode 802.3adとすることで、LACPの設定をすることが可能になります。他にも、active-backupやロードバランスができるtransmit-load-balanceというものも使えます。

LACPではhash-policyというものがあるので、ここではlayer2としておきます。

タグVLANの設定を行う

1.インタフェースの中にタグVLANを作成する

set interfaces bonding bond0 vif 100
set interfaces bonding bond0 vif 200

100や200以外の他のタグVLANにしたいときは、数字を適切なものに変更してください。

今回はbondでのタグVLANの設定ですが、eth3のようなインタフェースにタグVLANを割り当てたい場合は、

set interfaces ethernet eth3 vif 100

このようにしてあげることで使えるようになります。

2.タグVLANの設定をする

set interfaces bonding bond0 vif 100 address 192.168.100.1/24
set interfaces bonding bond0 vif 200 address 192.168.200.1/24

このようにすることで固定IPを指定することができます。

まとめ

今回はEdgerouterでのLAGとタグVLANの設定方法を紹介させていただきました。

なぜか、ファームウェアをアップデートさせるとLACPが出来なくなる時があるため、その場合はファームウェアをダウングレードさせることで対応可能です。

これからも、EdgerRouter関連の記事をどんどん出していくのでよろしくお願いします。