Proxmoxというハイパーバイザー型のOSがありますが、かなり使いやすいので便利な点をこの記事で紹介していきます。

Proxmoxとはなんぞや(^^;)?

KVMとOpenVZをサポートしているハイパーバイザー型のOSです。 Linuxには仮想マシンであるKVMとコンテナであるOpenVZはLinux系であればかんたんに構築できますが、GUI管理が簡単にできないという問題点がありました。 それがProxmoxでは簡単にWebGUIで操作することができます。

ということで、そろそろ使いやすい点を紹介していきます。

使いやすい理由

1.WebGUIが神

こんな感じのWebGUIです。かっこいい上にかなり使いやすいのでESXiのような手軽さで使うことが可能になっています。

メモリやCPU使用率も簡単に確認することができます。

Proxmox内で仮想マシン選択時

2.バックアップが取りやすい

WebGUIからワンクリックでバックアップを取ることが出来ます。

復元も「リストア」をクリックすることで、一瞬で復元させることも可能です。

LZO、GZIPを使って圧縮してバックアップすることができるので、ディスク容量をあまりとられない点でもかなりおすすめです。

3.コンソールもかなり使いやすい

  • noVNC
  • SPICE

この3つのコンソールを使うことができる(SPICEは操作したい方のクライアント側にソフトを入れる必要あり)

このような感じでブラウザから簡単に仮想マシンに接続することができます。

4.Debianベースのため拡張しやすい

XenServer(XenServerはCentOSがベース)にも言えることになりますが、ProxmoxはDebianベースで作られているため拡張がしやすいです。

筆者の場合では、WebminやソフトウェアRAIDの管理ツールであるmdadmを入れています。

Proxmoxに導入しているWebmin

このようにDebianベースのソフトウェアを導入することができるので、今まで慣れてきたソフトウェアも簡単に導入することができます。

まとめ

これらの理由から筆者はハイパーバイザーOSであるProxmoxをおすすめします。

LinuxではKVMを動かすことができますが、なかなかCUIでの操作が大変だったりGUIでの操作では複雑なことができなかったりなどと取っ掛かりにくいという点があります。 しかし、Proxmoxの場合では誰でも使えるようにチューニングされた状態でOSを提供してくれているということもありかなりおすすめです。